子供から大人まで大好きな人が多い定番人気メニューの唐揚げ
鶏肉に下味をつけて衣をまとわせて油でジュワッと揚げる
ご存知の通りこれがめっちゃうまいんですよね
でもこの唐揚げにブライン液を使えばさらに柔らかくジューシーに美味しく作ることができます
今回はこのブライン液の作り方と使い方について解説していきます
家にある身近な材料だけで超簡単に作れて超簡単に使えるのでぜひ試してみてください
ブライン液の作り方
ブライン液とは水に塩や砂糖を溶かした調味液のことを言います
聞いたことがあるかもしれませんがフランス語ではソミュール液と言います
お肉をこのブライン液に浸すだけで柔らかくてジューシーになりパサつきを防いでくれる魔法の調味液です
これだけでOKです
水が500gだとしたら塩と砂糖は10gずつです
これをホイッパーでかき混ぜて溶かせばブライン液の完成です
でも注意しなければいけないことも1つあります
ブライン液は塩と砂糖が入ってることでお肉を柔らかくジューシーにすることができますがお肉を漬け込んだ時に少し塩味もつきます
唐揚げを揚げる前に醤油などで味をつけますがここでさらに塩分が足されて出来上がった唐揚げがしょっぱくなりすぎてしますので、最終的な味付けをイメージしながらブライン液の塩分を決めます
ちなみに仮に塩分を5%以上にしてしまうと浸透圧で鶏肉から水分やうま味が出てきてしまって逆にパサついた唐揚げになってしまうので気をつけましょう
柔らかくジューシーになる仕組み
お肉は熱を加えることでタンパク質が形を変えて、収縮し水分が出てきて固くなっていきます
でもこのブライン液によってタンパク質が緩んで、収縮しなくなり固くならなくなります
さらにありがたいことにタンパク質が緩んだことで肉の内部に水が入っていき、水分を多く含んで加熱しても水分が残ってパサつきを防いでくれます
そして砂糖はタンパク質と水分をくっつける役割があるので保水性をアップさせることができるんです
この2つの調味料の効果のおかげで鶏肉を揚げても水分がなくなることがなく、パサつかずにジューシーさを保つことができます
ジューシーな唐揚げの作り方
ひと口大に切った鶏肉をブライン液に漬けて1時間冷蔵庫に置いときます
ブライン液から鶏肉を取り出して、ペーパーで水気を拭き取ったら醤油、すりおろしにんにく、すりおろし生姜などで味をつけてよく揉み込んでボウルに片栗粉を入れて手で揉みながらまぶしていきます
(味付けはいつもご家庭でやってる好きな味付けで大丈夫です)
片栗粉を入れてはまぶしてを繰り返しながら量を調節していきましょう
目安は片栗粉がしっかり水分を吸収して粉のダマが鶏肉にポツポツついてるくらいがベストです
160℃〜170℃に温めた油で揚げてこんがりキツネ色がついたら完成です
よりジューシーさを求めるのであれば油で揚げるときに常温くらいになるように少し早めに冷蔵庫から鶏肉を出しておくとよりジューシーさが出てきます
鶏肉と油の温度差があるとお肉から水分が抜けやすくなるので常温に近い方がよりジューシーです
まとめ
ブライン液は鶏肉だけじゃなく牛肉や豚肉にも使える万能調味液です
今回は唐揚げなので揚げましたが、焼いても、蒸しても、煮ても効果を発揮してくれます
ブライン液は水に対して塩と砂糖は2%ずつでこれ以上だとしょっぱくなるので注意しましょう
5%以上入れてしまうとジューシーになるどころか鶏肉から水分が出ていってしまいパサパサになってしまいます
さらに応用するとブライン液にスパイスやハーブの香りをつけてお肉に風味をつけることもできます
ブライン液をいろんな料理に使ってお肉のうま味を引き出していきましょう
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