窒化鉄フライパンって鉄フライパンの短所を減らして長所を伸ばしたような優秀なフライパンだけど、さすがにデメリットもあるよね?
この記事では話題の窒化鉄フライパンのデメリットを徹底解説していこうと思います
鉄フライパンの改良版で鉄フライパンの長所をそのままに短所を減らした夢のようなフライパンで大変使い勝手がいいです
すごく便利だとか扱いやすいという、いい話しはたくさん聞きます
でもそんな優秀で便利な窒化鉄フライパンだけどデメリットもあるよねってことで今回はそこを中心に解説していきます
【この記事で分かること】
・窒化鉄フライパンのデメリット
・窒化鉄フライパンのメリット
✔︎ この記事の筆者
・都内の有名フレンチレストランやミシュラン星付きフレンチレストランのキッチンに従事
・料理人ブロガー
・料理を作ること、食べることのお役立ち情報を発信
優秀なものにも短所はあります
ぜひ参考にしてください
窒化鉄フライパンのデメリット4選
それでは窒化鉄フライパンのデメリットを4つ掘り出してみました
・硬いものが強くぶつかるとヒビが入る
・食材がくっつくこともある
・値段が高い
・鉄フライパンに比べて鉄分摂取量が少ない
やっぱり優秀なものにもデメリットはいくつかあるもの
それぞれ1つずつ解説します
硬いものが強くぶつかるとヒビが入る
お玉やヘラなどの硬いものが強くぶつかるとフライパンの表面にヒビが入ってしまうことも
そのヒビから水分や酸が入ることで劣化していくので強くぶつけすぎないように調理したり扱いに気を使わなければいけません
とはいえ筆者も窒化鉄フライパンをよく使ってますが普通に使っててヒビが入ることはほぼないので、強くぶつけなければ大丈夫です
食材がくっつくこともある
油ならし、油返しがうまくできてなければフライパンに入れた食材がくっつくことも
しっかり油でコーティングしてあげることで防げるので最初に油ならし、油返しをうまくやってあげれば大丈夫
あとはフライパンを温める前に食材を入れてしまうのも食材がくっついてしまう原因に
フライパンが冷たいときに食材を入れるのではなく、フライパンを最初に火にかけて温めてから食材を入れるようにしましょう
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窒化鉄フライパンの油ならしのやり方を解説した記事はこちらです
値段が高い
よく家庭で使われるフッ素樹脂加工のフライパンに比べると値段の差がかなりあります
・フッ素樹脂加工 2000〜3000円
・窒化鉄フライパン 5000〜7000円
時間や手間をかけて作られ分値段も上がってしまいますが、使い勝手や性能を考えると他のフライパンに比べて高くても納得できるところ
鉄フライパンに比べて鉄分摂取量が少ない
鉄のフライパンで調理することで自然と摂取できる鉄分がありますが、その鉄分が窒化加工により少なくなります
窒化鉄フライパンでも鉄分を摂取できないわけではないですが、鉄分目当てで調理する場合は鉄のフライパンの方がいいかもしれないです
窒化鉄フライパンのメリット6選
ここからはメリット6つを解説していきます
やっぱり優秀なフライパンだけあってメリットは多いです
・サビにくくて丈夫
・窒化加工がはがれない
・油なじみがいい
・IHでも使える
・かなり長持ち
・調理後の洗浄が楽
サビにくくて丈夫
窒化鉄フライパンの大きなメリットがサビにくいこと
鉄のフライパンはしっかりと水分を拭き上げてから空焼きして水分を完全に飛ばさないとサビてしまうことも
窒化鉄フライパンは空焼きまでする必要がなく、拭き上げるだけでサビることはありません
窒化加工がはがれない
フッ素樹脂加工は長く使ってたり、高温で扱ったりすることではがれてしまいますが窒化加工ははがれません
つまりサビにくい状態がずっと保たれるということです
これは鉄のフライパンに高温で窒素を焼き入れる方法で加工してるため
長く使ってても高温で扱っても窒化加工がはがれる心配がありません
油なじみがいい
油なじみがいいので窒化鉄フライパンが熱をしっかりと蓄えられます
熱を蓄えたフライパンが食材に伝わって炒め物はシャキッと、焼き物は表面を香ばしく焼き上げてくれるので料理も美味しく仕上がる
瞬間的に表面が焼き固められることで、水分やうま味を食材の中に閉じ込めておけるので、調理後の食材が香ばしくうま味がしっかり残ってる状態に
食材の美味しさを最大限に引き出せます
IHでも使える
IHでも使えるので使用環境を選びません
ただIHの場合、ガスと違って磁力コイル上の限られた部分だけを発熱します
火を使って温める場合、火が鍋全体を包み込むように熱が伝わるのでフライパンに大きな温度差ができません
IHはフライパンの磁力コイル上と磁力コイル外で温度差が生じてこの温度差がフライパンを変形させてしまうことがあるので注意が必要です
かなり長持ち
上手に使っていけば一生ものになるくらい長持ちします
家庭でよく使われるフッ素樹脂加工のフライパンは持って1〜2年といったところ
それに比べると大きく違います
これは経済的な部分でも変わってきます
10年スパンでみても窒化鉄フライパンなら1個買えば済むけど、フッ素樹脂加工のフライパンは少なくとも5〜7個以上は買い替えが必要
【10年スパンで見た場合】
フッ素樹脂加工のフライパンを2000円とすると
2000円✖︎5個の買い替えで10000円
窒化鉄フライパンを7000円とすると
7000円✖︎1個で7000円
10年で5個の買い替えで済めばいいけどもっと買い替えるとなるとさらに支出の差がでてくるね
長持ちするということは長い目で見ると経済的にも優しいということになります
調理後の洗浄が楽
窒化鉄フライパンを使ったあとはお湯を流しながらタワシでこすって汚れを落とす
あとは拭きあげるだけでOKです
汚れも落ちやすいのでタワシでこするだけ、洗剤も基本的には使う必要はありません
調理後の洗浄はだいぶ楽です
鉄のフライパンの場合は拭きあげたあとに空焼きして細かな水分も完全に飛ばしてからしまわないとサビの原因になってしまいます
空焼きもしないので時間もかかりません
おすすめの窒化鉄フライパン【極JAPAN】
窒化鉄フライパンも何種類かありますが中でもおすすめなのはリバーライトの極JAPAN
使い勝手が非常にいいこと
何よりハンドル部分がおしゃれに木製になってます
ちなみにハンドル部分が鉄の場合は調理中の熱がハンドル部分まで伝わってくるので素手では持てなくなるくらい熱くなることも
木製になってることでおしゃれかつ、素手でも持てるので調理中の扱いが簡単になってます
まとめ
優秀すぎるフライパン、窒化鉄フライパンのデメリットとメリットについてまとめました
【窒化鉄フライパンのデメリット】
・硬いものが強くぶつかるとヒビが入る
・食材がくっつくこともある
・値段が高い
・鉄フライパンに比べて鉄分摂取量が少ない
【窒化鉄フライパンのメリット】
・サビにくくて丈夫
・窒化加工がはがれない
・油なじみがいい
・IHでも使える
・かなり長持ち
・調理後の洗浄が楽
たくさんのメリットがありながらも、その中にデメリットはいくつかあります
でもそのデメリットを受け入れられそうなら1個だけでも持ってみる価値はあります
ぜひ活用してみてください
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