パスタ作るならアルミフライパンって聞くけど、アルミフライパンで作るメリットってなに?
この記事ではアルミフライパンのメリットを徹底解説していこうと思います
アルミフライパンはパスタやリゾットを作るのにむいてるとよく聞きます
そこでこの記事ではなんでパスタやリゾットを作るのにむいてるのか、他のフライパンと何が違うのかをメリット、デメリットと併せて解説していきます
アルミフライパンはパスタをよく作る人向きで料理初心者にはあまり向いていないフライパン
なくても困らないものですがこだわり持ってパスタを作りたい人にはかなりおすすめです
【この記事に書いてること】
・アルミフライパンがパスタやリゾットを作るのにむいてる理由
・アルミフライパンのメリット
・アルミフライパンのデメリット
✔︎ この記事の筆者
・都内の有名フレンチレストランやミシュラン星付きフレンチレストランなどのキッチンに従事
・料理人ブロガー
・料理を作ること食べることのお役立ち情報を発信
アルミフライパンで作るパスタは3割増しでうまいです
ぜひ参考にしてください
アルミフライパンのメリット5選
アルミフライパンを使うメリットはこの5つです
・熱伝導がいい
・あおりやすい形状
・フライパンの中では軽い
・メンテナンスが簡単
・ソースや食材の色がわかりやすい
熱伝導率が高い
熱伝導率とは熱の移動しやすさを言います
火からフライパンに熱がすぐに伝わるのでフライパンが温まるまでが早いということです
逆に火が消えるとすぐに冷める
つまりはこういうことです
アルミフライパンは熱しやすく冷めやすい
火の強さがダイレクトに伝わるので弱火だったり、強火だったりの細かな火加減も敏感にキャッチしてくれます
火加減の細かな調節がやりやすいね
あおりやすい形状
パスタを作るときはフライパンを持ってあおりながら混ぜることが多いですが、このあおりがやりやすい
フライパンの底の面から側面にかけてのゆるやかな角度、側面の高さがパスタをあおりやすくしてくれてます
つまりはあおってもこぼれにくく、ひっくり返しやすい形状ということ
軽い
アルミフライパンはフライパンの中でも軽い方になります
24cmのフライパンで重さを比較するとこんな感じです
フッ素樹脂加工フライパン | 1000g前後 |
鉄フライパン | 1500g前後 |
アルミフライパン | 800g前後 |
なので料理を作ってるときでも持ちやすいし、手に負担がかかりにくいです
軽いからあおるのも簡単だね
メンテナンスが簡単
鉄のフライパンと違って空焼きや油ならしをすることなく買ったらすぐに使えます
使った後も中性洗剤をつけたスポンジでゴシゴシ洗えるので洗うのも楽です
フッ素加工されてるフライパンや鉄のフライパンほど洗うのに気を使わなくていいから洗うの簡単!
もし使ってて焦げ付いたら水を入れて5分沸かしてから洗えば焦げ付きが落ちやすくなります
アルミフライパンを買ったときの説明書や注意書きによりキレイに使うためのこんな方法が書いてることがあります
ちなみに僕はこれをやらずにすぐに使い始めましたが、キレイなまま使い続けられてます
ソースや食材の色がわかりやすい
アルミフライパンが銀色なのでフライパンの中のソースや食材の色がわかりやすいです
火を入れてるときのソースの煮詰まり具合や食材の火の入り具合に気付きやすいです
フライパンの中がわかりやすいと料理をベストな状態にしやすいしね
アルミフライパンのデメリット6選
ここからはデメリット6つを解説していきます
・焼いたり炒めたりするのに不向き
・持ち手が熱くなる
・IHで使えない
・高温に弱い
・酸に弱い
・蓄熱性が低い
焼いたり炒めたりするのに不向き
食材がくっつきやすいので、焼いたり炒めたりするのには不向きです
油を馴染ませることで少しは解消されますがそれでもくっつきやすいのでやっぱり焼いたり、炒めたりしない方がいいです
水分が多く入ってるパスタやリゾットはフライパンに食材がくっつく心配がないので使ってても問題なく使えます
持ち手が熱くなる
アルミフライパンは食材を入れて火に当たる部分と持ち手の部分が同じ素材で一体となってるので熱が持ち手まで伝わって熱くなります
タオルやふきんなどで持ち手をつつんでフライパンを持ちましょう
長時間火に当ててると熱くて持てなくなるくらいになるので注意しなきゃいけないよ!
IHで使えない
アルミフライパンは基本的にはIHに対応してません、
ガスのみで使用可能です
IHコンロしかない場合アルミフライパン以外のフライパンを購入しましょう
高温に弱い
アルミフライパンは高温に弱いのでお肉に焼き目をつけるというようなことには不向きです
お肉にがっつり焼き目をつけたいときはこっちのフライパンがおすすめです
酸に弱い
酸が効いた料理を長時間煮込んだり、作った料理を入れっぱなしにしてると、化学反応でアルミフライパンが黒ずんだり白い点々ができたりします
フライパンをキレイな状態に保っておくことがおいしい料理を作るポイントだよ
蓄熱性が低い
他の種類のフライパンに比べると蓄熱性が低く、焼きむらができやすいです
つまり焼いてる食材に焦げてる部分があれば、焼けてない部分もできてしまうということです
フライパンはコンロに火をつけてるとき、フライパン全体が均一に温まるわけじゃなくて、コンロの火が直接当たって温まる部分もあれば、火が当たらずにあまり温まってない部分もあります
そこに温度差ができてしまい食材を焼いてるときに焦げてる部分やあまり焼けてない部分ができたりと焼きムラができてしまいます
鉄のフライパンなどは蓄熱性が高いのでフライパンに火が当たってない部分も熱が逃げずにじんわり伝わって温まっていき、フライパン全体で大きな温度差ができません
アルミフライパンでパスタ作ってみた
パスタを作りながらアルミフライパンのメリットを見ていきましょう
今回はボンゴレビアンコを作りながら解説するよ
【ボンゴレビアンコの材料】
・ニンニク 1かけ
・タカの爪 1本
・アサリ 100g
・オリーブオイル 50cc
・白ワイン 50cc
・パスタ 80g
・パセリ 適量
今回のアサリはあらかじめ加熱されてカラが開けられた状態の真空されて販売されてるものを使いました
砂抜きもされてるのですぐに使えて楽だけど、フレッシュのアサリの方が味が濃くてうま味もあります
このパックの中に入ってる液体がアサリの出汁でありうま味なので必ず取っておきます
それでは調理スタートです
オリーブオイルにニンニクとタカの爪を入れて弱火で温めていきます
ニンニク芽をとってからつぶして、タカの爪はタネを取ってます
ニンニクの香りが出てきて茶色くなってきたらニンニクを取り除いて、白ワインとアサリの出汁を入れて半分くらいになるまで煮詰めて火を止めて置いときます
このとき味見をして物足りなかったら塩を少し入れて味を薄めにつけましょう
あとでパスタを入れて煮詰めるので薄めに味付けするのがポイント
これがパスタ全体に絡むソースのベースになるよ
茹でてるパスタを表記時間の2分前にお湯から引き上げてフライパンに入れたら、中火で温めてソースの中で茹でていきます
このときは混ぜずにそのまま置いとくこと
ソースの中で茹でながらパスタに吸わせてるイメージだね
2分パスタを茹でたらアサリとパセリを入れて混ぜながらしっかり乳化させていきます
アルミフライパンの持ち手が熱くなってるのでタオルやふきんで持ち手を包んで混ぜようね
パスタ全体にソース、アサリ、パセリが混ざったら完成です
作り終わったフライパンは気を使わずに中性洗剤でゴシゴシ洗えるので洗うの楽ちんです
まとめ
アルミフライパンのメリット、デメリットについてまとめてきました
【アルミフライパンのメリット】
・熱伝導がいい
・あおりやすい形状
・フライパンの中では軽い
・メンテナンスが簡単
・ソースや食材の色がわかりやすい
【アルミフライパンのデメリット】
・焼いたり炒めたりするのに不向き
・持ち手が熱くなる
・IHで使えない
・高温に弱い
・酸に弱い
・蓄熱性が低い
アルミフライパンはパスタ専用フライパンと言われるくらいパスタ作りに適したフライパンです
パスタを作るうえで、アルミフライパンのデメリットはほとんど感じないしメリットがめっちゃ活きてきます
ぜひ活用してみてください
✔︎ おすすめのアルミフライパン
摩擦に強くハードな使い方にも耐えられる耐久性の高いアルミフライパン
業務用でも使われてプロの料理人の愛用者も多い
軽くて扱いやすいです
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